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植物を

 化成品の原料として利用することができれば、CO2削減の一助になる。そのために生物精製所では、植物からできるだけ多くの価値のあるものを絞り出す必要がある。とは言えリグニンのような植物物質は特に扱いにくく有用な分子に変換することは難しい。今回集積化した方法で、リグニンを分解し、カバノキの78%をフェノール、プロピレンやエタノールに変換できることが報告された[1]。現状では抽出されるリグニンのほとんどは燃やされて電気発生に利用されている。それに対してここではまず、ルテニウム触媒存在下200–250 °Cで木片、メタノールと高圧水素とで、三種類の生成物に変換されている。すなわち最初はエタノールに変換できる糖鎖パルプを得たの〜るである。ついでリグニンオリゴマーで、これは印刷用のインクであるp-ノニルフェノールの代替として利用できる。三番目は、2-メトキシ-4-プロピルフェノールや2,6-ジメトキシ-4-プロピルフェノールのようなリグニンアルキルフェノールモノマーである。これらのモノマーから、ニッケル触媒存在下、250–300 °Cでメトキシ基が脱離しプロピルやエチルフェノールが導かれ、それらはフェノール、プロピレンなどに変換される。同時に発生するメタンは熱源として使われる。なおこの系全体として、フェノール合成では従来法の半分のCO2の排出、プロピレン製造では1/3のCO2排出であると評価されている。フェノール製造の詳細が、ここふぇ、の〜ることになりました。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 February 17, p. 6.

DOI: 10.1126/science.aau1567

20.3.3.

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