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軟体動物の殻を

 覆う強い天然材料である真珠層、一体どんな構造かはともかく、そこからインスピレーションを受けて研究者らは、木くずから頑丈な材料をつくった[1]。真珠層の特筆すべき強さと硬さは、炭酸カルシウムとタンパク質のノリでできたレンガのような積層によるものである。そこで研究者らは、おがくずのような木くずを、板のような木製コンポジットよりもかなり強い構造材料に変換してその構造を真似るべく、木くずと炭酸カルシウムの混合物をすりつぶし得られた粉に水を加えた。それを加熱させて炭酸カルシウムの結晶が木の繊維の周りに成長し、天然の真珠層にあるミネラル様にした。ついでそれを型に入れて冷やしてミネラルと木の構造材料との平行な層を作成した。ついで材料を凍結乾燥し氷を除去し、堆積物の周りでメチルメタクリレートを重合しバインドさせて防水加工した。この木製の真珠層は、銅合金とほぼ同様のタフさで、天然の真珠層にも匹敵すると同時に、それよりも軽かった。それの薄いボードに二人の人が立つこともできる。防水加工しているために、台所、お風呂場、アウトドアでも利用可能である。木製のそれ、もっとくだせい、になりますように。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 February 17, p. 10.

DOI: 10.1021/acsnano.9b08647

20.3.9

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