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手作りマスクはどの程度効果的かpart 3

 マスクを手作りする際にはそのデザインや生地など考えると最適が何かが難しい[1]。専門家によれば、手作りマスクの素材の浸透性は様々で何が良いかを決めることはできない。一体どの程度タイトに織られているかがポイントの一つである。天然繊維は人の息で湿気にさらされると膨張し、繊維の性能を予想外に変化させてしまう。織物の孔と通気性はトレードオフの関係で、小さな孔では息が難しくなる。外出着に使われている軽量で微小孔性の材料であるゴアテックスについて、SARS-COV-2を効果的にろ過するかの問い合わせが相次いでいるが、メーカはその通気性の悪さに警告を出している。研究者らはT-シャツ、トレーナー、タオルやポケットチーフのろ過の効果も検証し、飛沫の10から60%を抑制できること、これらは外科用マスクや防塵マスクに匹敵することを報告している[2]。ただし試験した粒子のサイズや速さにも依存し、またどのように装着するかもかなり効果に影響を及ぼす。CDCは多層な織物で顔をカバーすることを推奨している。別の研究者らは不完全でもマスクをつけることはウイルスにさらされる危険を軽減できそうであると述べている[3]。一方でマスクをしているということで安全であるという錯覚に陥り、他の予防措置を疎かにする可能性もある。6フィート以上の感覚を保つことの重要性が繰り返されている。これらをひっくり返さないでね。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 April 13, p. 4.

[2] DOI: 10.1093/annhyg/meq044

[3] DOI: 10.1371/journal. pone.0002618

20.4.17

 

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