« 大学院化学工学 | トップページ | 手作りマスクはどの程度効果的かpart 2 »

手作りマスクはどの程度効果的かpart 1

 社会的距離戦略(social distancing)の重要性が指摘されている[1]。6フィート(およそ1.8 m)の間隔をとることが、ウイルスのまん延を抑えるためには重要である。加えてマスク着用について、SARS-CoV-2がどのように広がるかということと並行して理解が始まっている。専門家はウイルスは飛沫によって他人に感染すると考えている。この場合飛沫は始末が悪い。唾液や粘液の感染性の滴は、会話や咳で放出されるが、それらは比較的大きくてある一定の距離飛び散り、1-2 m以内に着地する。なお別の研究は、くしゃみや咳はさらに遠くへそれらを飛ばしうることを示している[2]。一方で研究者らは、SARS-CoV-2が空気中でより遠くへさらに長い時間生きるような、より小さなエアロゾルを通して感染するかどうか意見の一致を見るには至っていない。ある実験ではウイルスは、制御された実験室条件ではエアロゾル中で3時間感染力を保持しうることが示されている[3]。ただしWHOはこの実験はエアロゾルを発生させるために特殊な装置を使っているため、通常の人が関わる咳の条件を反映していないと指摘している。咳対策に一石を投じたい。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 April 13, p. 3.

[2] DOI: 10.1111/j.16 00-0668.2007.00469.x

[3] DOI: 10.1056/NEJMc2004973

20.4.15

|

« 大学院化学工学 | トップページ | 手作りマスクはどの程度効果的かpart 2 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。