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織り目が細かい

 シートのようなコットンや、四層になったシルク、コットンとフランネルや、コットンとシフォンのような混ぜた素材は、SARS-CoV-2の拡散を防止するためのマスクの素材として優れている。今回の研究では、これらの織物で作成したマスクが、海水のエアロゾルでサイズが10 nmから6μmまでのものを濾過することができることが示された[1]。このサイズの液滴は、大気に広がったままであることが指摘されていて、人々は顔面被覆することが推奨されている。そこで先の織物の性能が試験された。これまで実験室レベルの装置で科学的なデータを集めた例がほとんどなかったため、今回エアロゾルを織物に通す装置を組み立て、それをエアロゾルのサイズや分散が測定できる洗練された装置と合体させた。エアロゾルを15種類の織物に浸透させた結果から研究者らは、少なくとも二層織物が推奨できるものの、多層になりすぎると空気の通りをブロックしてしまうことを明らかにした。またマスクの輪郭とマスクの間のギャップがマスクの性能をかなり低下させることも指摘されている。二層織物マスク、似合いそう。

[1] Chemical & Engineering News 2020 May 11, p. 10.

DOI: 10.1021/ acsnano.0c03252

20.5.18

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