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CEPIは

 ノヴァヴァックスのナノ粒子COVID-19ワクチンの製造と臨床試験に対して384百万ドルの出資を約束した[1]。ノヴァヴァックスは今年の1月COVID-19ワクチンの可能性を明らかにした最初の企業の一つである。フェーズI臨床試験が今月オーストラリアで始まる。これは臨床試験に入った最初の10のワクチンの一つであり、現在115のワクチンプログラムが走っているが、CEPIはこのうち9の財政的支援を行なっている。ノヴァヴァックスのワクチンはSARS-CoV-2の組み換え型スパイクタンパク質がもとになっている。ほとんどすべてのワクチンが、スパイクタンパク質を認識しそれが人の細胞に掛かるのを防ぐことを目指しているが、ここではナノ粒子ワクチン製造のために、スパイクタンパク質と、コレステロール、リン脂質と免疫系を活性化するのを助ける植物由来の化合物であるサポニンを混合している。先行するワクチンに対して今回のワクチンは、スパイクタンパク質を組み込んだ初めてのバージョンでありそうである。7月にはフェーズI安全試験の結果が出て、その後複数の国でフェーズIIの試験が予定されている。さらにある企業との間で契約を結び、今年中に1億回服用できる量を、2021年には10億回分を提供したいとしている。○○億回、奥が深い。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 May 18, p. 11.

CEPI(Coalition for Epidemic Preparedness Innovations):感染症流行対策イノベーション連合)

記事では、CEPIからの出資が発表された際、ノヴァヴァックスの株が900%上昇したことも書かれている。

https://www.bloomberg.com/news/videos/2020-05-14/novavax-could-deliver-100m-covid-19-vaccine-doses-by-end-of-year-says-r-d-head-video

https://www.youtube.com/watch?v=ziIR9uUPN1Y

でもストーリーが紹介されている。

20.5.21

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