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2019年度の

 日本の化学メーカーの業績報告[1]。COVID-19の影響は部分的で年度の終わりだけである。その前から日本企業は、自動車の販売低下、石油化学製品の価格低迷、米国との貿易摩擦による中国の景気停滞などで、手痛い状況だった。世界的経済での景況感は、製造業部門の落ち込みの激しさを示していた。繊維メーカは販売4%利益44%の落ち込み。先の貿易摩擦や、中国と欧州での自動車需要の低下に加えて、新型コロナウイルスの影響である。日本で最も大きな化学メーカーは販売6.8%利益68.1%の落ち込みで、石油化学製品の販売価格の急激な落ち込みが響いている。そこで効率を向上させるために鹿島にあるポリプロピレンのラインを閉鎖した。リストにある他の7社も販売で0.9%から9.7%の落ち込み、利益では27.4%から73.8%の落ち込みである。その中ある企業は利益がわずかに向上していた。米国でのポリ塩化ビニルの需要、セルロース誘導体の医薬品工業への販売、半導体シリコンの需要によるものである。COVID-19の拡大は食品や医薬品市場での需要を生み出している。自宅での食事の機会、冷凍食品やインスタント麺の需要は伸びている。多くの会社はこの状況の中、明確な財政予測はしていないものの、ある企業は2020会計年度には、販売と利益がそれぞれ15%、47%の落ち込みであることを予測している。また世界の複数の国や地域の経済成長率の急激な落ち込みも予測されている。落ち込みでも、いいこと持ち込みたい。

[1] Chemical & Engineering News 2020 May 25, p. 11.

20.5.29

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