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カメムシが

 侵入すると、カリフラワーやブロッコリーのようなアブラナ科の植物は、かなり大きな作物被害を受ける。今回の研究では、これまで知られていなかったブラシカジエン(brassicadiene)と呼ばれる化合物が、害虫を魅了することがわかった[1]。これによって農家の方は、作物被害を軽減できるかもしれない。研究者らはこれまでに、カメムシが引き寄せられる化合物が、ジテルペン炭化水素であることを明らかにしていた[2]。ただしその構造の解明には至っていなかった。そこで揮発性有機化合物を数千の苗から集めてきて、構造研究に十分な量を確保した。ついで他大学の研究者と共同で解析を行い、ブラシカジエンの鏡像異性体が生理活性を示すことを明らかにした。ブラシカジエンの構造は、複雑すぎてカメムシ退治に十分な量の化学合成を低価格で達成することは難しい。ただしこれが不足しているアブラナ科の植物では、品種改良でブラシカジエンが増えるようにできるかもしれない。ブラシカジエンでカメムシは、ぶらぶらしかしえん、ようになるのでしょうか。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 April 27, p. 9.

DOI: 10.1021/ acs.orglett.0c00707

[2] DOI: 10.1371/journal.pone.0209870

20.5.25

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