« 真に大きな2-Dナノ構造を | トップページ | レムデシビルが »

リアルタイムで

 身体の中のpHの変化を、超音波スキャナーを使ってモニターできる新しい造影剤が報告された[1]。研究者らは、ポリ(N-ビニルピロリドン)(PVPON)とチオールで修飾したポリ(メタクリル酸)の交互の層で、シリカナノ粒子をコートした。PVPONはpHが増加すると、コーティングの密度を変化させた。さらにこの密度の違いは、超音波造影でさらに増加、使うのにえいぞうである。ついで様々なpHのバッファーが注入されたネズミの肌で、ナノ粒子の試験を行った。これらの領域の超音波イメージは、pHが低いほどよりコントラストが大きくなっていた。マイクロバブルは以前にも超音波でコントラストを向上させていたが、それらは血液に入れ込む必要があり、安定性も低かった。それに対して新しい固体ナノ粒子は、細胞組織に直接注入することができる。ガン細胞に囲まれた領域はしばしば、通常の領域よりも酸性度が向上している。そのため今回のこの成果は、ガン検出の一助になり得る。さらに研究者らは、心臓のタンパク質のような特異な細胞に応答して変化できるナノ粒子コーティングの開発を進めたいとしている。使い方にはコーチングも必要かもね。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 April 20, p. 9.

DOI: 10.1021/acssensors.0c00245

20.5.16

|

« 真に大きな2-Dナノ構造を | トップページ | レムデシビルが »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。