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SARSが流行した

 2003年、北京で一酸化窒素吸入を受けた患者さんは、そうでない患者さんよりも血液中の酸素が増えて、肺炎のサインを示す肺が、より速くきれいになったことがあった[1]。このことを受けて今回複数の機関でCOVID-19に対するNOの効果が検証されている。11の臨床試験のうち6つは多施設臨床試験を行い、そのうちの二つは高用量のNO吸入を、軽症、中等症さらに人工呼吸器を装着している重症患者で行なっている。現状では「いい感じや」とのことである。さらにガス吸入が、COVID-19に晒されている医療従事者を保護することができるかどうかも検証されている。医療従事者は働く前と後にNOを吸入する。このような予防的治療は状況を一変させることが可能である。ある病院で500以上の医療従事者が試したところウイルスに対して効果的だった。研究者の一人はこの処置が有望であることを確信し、人工呼吸器の使用を避けるためにも利用価値がある対応の一つであると述べている。研究者らはさらにウイルス感染をした細胞が、NOを発生できる分子を注入すると、より長く生きるかどうかの試験も行なっている。NOの能力でウイルスはNoにしたい。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 May 25, p. 6.

DOI: 10.1086/425357 DOI: 10.1016/j.virol.2009.09.007

20.5.27

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