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金星の大気は

 表面から100 kmほどは均一で窒素が3.5%であると1970年代後半までに、同意した見解を得ていた。それに対して2007年の惑星探査の結果は、窒素濃度は期待していたより40%以上ほど高いことを示していた[1]。金星は地球に最も近い惑星である一方、ほとんどわかっていない惑星でもある。気にせいでいい、のだったかも。その中NASAの宇宙船にあるニューロン分光計によってデータが集められた。それは惑星の表面からおよそ70 kmのところは大気成分の5%程度までが窒素だった。金星の大気モデルは、風や対流について、地球の大気のそれがもとになっている。また金星の高度は100 km程度であると考えられていたが、今回のモデルでは、窒素レベルはおよそ50 kmで急上昇していた。この金星モデルは、厚い大気と太陽に近い点で太陽系外惑星とも類似である。太陽系外惑星観測は、次世代宇宙望遠鏡に期待されるが、それでも大気の上部しか捕まえることはできず正確なモデルも必要である。ただし正確なモデルのための宇宙船の計画は今のところない。もう出るわけではない。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 April 27, p. 6.

DOI: 10.1038/s41550-020-1079-2

20.5.22

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