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芸術作品の年代特定には

 放射性炭素を使った技術が使われている。海外の絵画に含まれる炭酸鉛が標的である。ただしカンバスの端から得たサンプルはしばしば、異なる色の炭酸塩や白亜のようなペイント充填剤を含み、結果を混同させる。この課題を避けるために研究者らは、カンバスからのサンプルを350 °Cに加熱し、生じる二酸化炭素を集めた[1]。炭酸鉛は、他の炭酸塩よりも低い温度で分解するために、この方法は芸術作品の年代特定に必要なC-14の単離を可能にしている。さらにより年代が新しい絵画のサンプルでは、より古い作品と比較して、より多くの脂肪酸が含まれていることも明らかにした。これは加熱前の結果であるが、これによってさらに正確さが向上する。研究者らは、すでに炭酸塩の量が明らかになっている絵画サンプルにこの方法を適用して、1700年代の作品であると結論づけることが出来たことから、新しい方法の妥当性を評価している。カンバスからのサンプルで芳しい成果が得られた。さらなる研究にカンパも

[1] Chemical & Engineering News 2020 June 8, p. 9.

DOI: 10.1021/acs.anal- chem.0c00530

20.6.27

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