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パーあるいはポリ

 フルオロアルキル化合物(PFAS)が工場の48 km風下で観測された[1]。このことは工場からの大気への風に乗った流れが、有毒なPFASを環境に拡散していることを示していた。さらにPFASの工場から大気への移動はこれまで考えられていた以上に幅が広い。またこの地域ではかつてパーフルオロオクタン酸(PFOA)が放出されていて、さらにこの発がん性物質に置き換えたGenXと呼ばれる新規なフッ化エーテルも製造されている。このGenXは加水分解を受けて、健康リスクが明らかになっていないヘキサフルオロプロピレンオキシド二量体酸(HFPO-DA)に変化する。なお今回の研究では工場施設の風下にある水や土壌のサンプルを集めて、質量分析によってPFASを検出し定量化されている。論文の第一著者はオハイオ州立大学の四年生である。これによって得た発見は、PFOAの拡散も風が後押ししていることに加えて、大気に放出されたGenXに関連したHFPO-DAが土壌や水を介して移動していると科学者に注意を促すものでもある。土壌をどうしよう、同情を超えた対策を

[1] Chemical & Engineering News, 2020 June 1, p. 8.

DOI: 10.1021/ acs.est.9b07384

20.6.11

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