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合成ペプチドは

 これまで固相法を用いて導かれていた。そこではポリマー残基の上にペプチド鎖を並べることができた。固相法、中身も濃そうだけど、一度に50以上のアミノ酸の合成は、ペプチドの凝縮や、必要なアミノ酸を欠いたペプチドが副生してしまうために、できなかった。それに対して今回の方法は、90 °C という比較的高い温度で反応し、アミドカップリング反応を行い、副反応より速く目的の反応を進行させている。自動高速フローペプチド合成と呼ばれるこの方法は、アミノ酸を、残基一つ当たり2.5分の速度で成長するペプチド鎖にアミノ酸を付加させることができる。すなわちこの装置「Amidator」は数時間で長鎖のペプチド合成を可能にしている。従来の、遺伝子改変した微生物や短いペプチドをつなぎ合わせる方法は、数週間から数ヶ月を要することとは対照的である。実際にAmidatorで製造した九種類のタンパク質は、正しい質量を示し、それはまたリボソームと同様の働きを示した。Amidatorから、ペプチドがたくさん、編み出た〜。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 June 1, p. 10.

DOI: 10.1126/science.abb2491

20.6.15

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