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消防士の仕事は本質的に

 危険である。ただしそれらは炎に立ち向かうという危険だけではない。燃えている物質から放たれる発がん物質や、炎抑剤からの有毒なパーあるいはポリフルオロアルキル化合物(PFAS)にも晒される。今回の新しい研究結果は、消防士はPFASを炎抑剤以外からも、すなわち保護具からも受けることを示していた[1]。多層になった保護服は、ポリフルオロ繊維でできていて、防水性を付与するためにPFASで処理されている。研究者らは、価電粒子誘起γ線放出スペクトルを使って30の使用済み、使用前の保護服のフッ素レベルを測定した。その結果、時間が経つにつれて、層が擦れあって、PFASが湿気バリアーや外側の防水層から内側の、肌に触れる温度層に移動していることがわかった。またフッ素を運ぶ塵の分析結果は、保護服からのPFASは周りの環境へも広がっていることを示していた。研究者らは現在これらが肌を通して吸収されるかどうかについても研究を続けている。保護服で幸福 とまではいかなくても安全であって欲しい。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 July 6, p. 7.

DOI: 10.1021/acs.estlett.0c00410

20.7.21

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