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マイクロ流体の

 電気化学セルは、二つのガラス状炭素電極で挟まれたフッ素化エチレンプロピレンフィルムで特徴づけられる。その電極は25μmの幅で、反応剤が通過できるマイクロ流体チャンネルが存在する[1]。このスリムな空間があることで、一方の電極で発生した安定ラジカルは、もう一方の電極で発生した寿命の短いラジカルと出会うために移動する必要がほとんどない。もしこの空間が大きすぎるとラジカル同士が出会う前に分解しうる。ここでガラス状炭素電極も重要である。通常の金属電極を使うと表面を滑らかにすることが難しく、電極同士を接近させるとそれらが衝突して、回路はショートする。一方で炭素状電極は、スムーズで平面である。このプラットフォームの合成能力を示すために研究者らは、液晶化合物である5CBを、多層に積み重なったセルを使って合成した。現状ではマイクロ流体電気化学セルをセールで販売(sell)する計画はないが、実験情報を参考にすれば、組み立てることができる。セルの組み立ては任せる。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 June 22, p. 6.

DOI: 10.1126/science.aba3823

20.7.4

 

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