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多くの動物が

 多様なコミュニティをつくって共存している。微生物叢として知られているこれらのコミュニティは菌、ウイルス、バクテリアを含む。研究者らは複数のバクテリアはホストの消化管に暮らし、神経伝達物質のような生理活性分子を生産することを認識している。さらにこれらの化合物がホストのムードや振る舞いを変化させるのではないかと考えられてきた。今回小さな線虫であるC. エレガンスで、この虫の消化管の微生物叢にいるバクテリアはホストの振る舞いを変化させるだけではなくて分子レベルでも変化をもたらしていることが示された[1]。バクテリアは、プロビデンシア属の菌株で、神経伝達物質チラミンを生産する。ホストであるC. エレガンスは、これをチラッと見るかはともかく、この化合物をオクトパミンに変換し、その化合物が線虫のある特殊なニューロンを活性化、オクタノールのようなバクテリアが生産する揮発物に対する嫌悪感を減少させる。これで線虫が選ぶ食べ物も変化し、そのことで菌株、さらにおそらくホストである線虫も、恩恵を受けることを意味している。線虫C. エレガンス、繊細で偉えがんす。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 June 22, p. 8.

DOI: 10.1038/s41586- 020-2395-5

20.7.6

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