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今年の6月

 欧州の大気では、少量ではあるものの複数の放射性同位体が観測された[1]。どう言ったらいいか。エストニア、フィンランド、スウェーデンでは、Cs-134, Cs-137, Co-60, Ru-103が観測された。これらの濃度は、1m3当たり数ミクロベクレルで、人や環境には影響しない。ただ複数の元素の同位体が混ざっていることは、その発生源は原子力発電所であることを示唆していること、事故による発生ではなくて原発が通常運転している間に放出された可能性が高い。6月27日国際原子力機関が別の国々にも打診したものの、それらの国々では、放射性同位体の上昇や、原発からの放出はないとのことだった。スカンジナビアのステーションからのデータをもとに、南東から北欧州に入った放射性核種が計算されたものの、各種データからは核種のオリジンはわからなかった。2017年、放射性Ru-106を特定することはできたが、今回はかなり少量であるため、汚染物質の特定は、ようせんかも とのことである。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 July 6, p. 6.

20.7.19

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