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米国政府は

 COVID-19に対するワクチンや抗体治療の事前注文に20億ドル以上を使っている。これによって、2021年1月には、3億錠のCOVID-19ワクチンを提供し、COVID-19治療を加速させる計画である。ワクチン開発会社ノヴァヴァックスは、16億ドルを与えられて、1億錠のワクチンの生産を始め、この秋に3万人の人でフェーズIII臨床試験を行う予定である。この企業のワクチンにはナノ粒子に埋め込まれたSARS-CoV-2スパイクタンパク質が含まれる。今月末にはフェーズI段階での安全性試験の結果が得られるはずである。ある米国の研究開発公社(BARDA)は、アストラゼネカの3億錠のワクチンに12億ドル提供し、こちらも夏にはフェーズIII臨床試験が米国で行われる予定である。さらにBARDAは、モデルナに5億36百万ドル、ジョンソン&ジョンソンに4億56百万ドルなど複数の企業に、経費を提供している。治療の最先端では、リジェネロン社は4億5千万ドルを得、SARS-CoV-2スパイクタンパク質を標的とする二種類のモノクロナール抗体を含むカクテルを製造している。以前に受けた財政的な支援をもとにリジェネロン社は、COVID-19に罹患した患者の治療のための抗体のテストも始め、夏の終わりにはその抗体をFDAに無料で提供することになっている。現段階では7万から30万錠を治療用に、42万から130万錠を予防薬として供給できると見積もっている。苦心するワクチン開発、浮沈をかけている。

[1] Chemical & Engineering News 2020 July 13, p. 11.

20.7.20

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