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パンデミックは

 すでにグローバルなサプライチェーンにも影響を及ぼし、除菌用ローションや診断薬を含む多くの製品の供給が制限されている。その中新たな抗ウイルス薬を製造するのに必要な原材料も同様の状況である。そこで研究者らはAIをベースにしたSynthiaと呼ばれる逆合成解析プログラムを用いて、12の有望な医薬品候補の別の合成経路を探索した[1]。容易に入手できる別の出発化合物を用いて、従来法とは異なるものの類似の段階数と経費で達成できる経路の提供がこの研究の目的である。それぞれの化合物に対してSynthiaが提示した多くのリストから最も適切な経路を絞りこんだ。ついで研究者らは研究室でこれらのうちいくつかの合成を実際に行った。そこにはCOVDI-19に対する臨床試験が行われている抗ウイルス薬への新しい四つの経路も含まれている。今回の成果は、医薬品製造のサプライチェーンが分断された際に、迅速に別ルートを同定できる方法として利用可能である。Synthiaを信じ合うことも大切です。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 August 10/17, p. 9.

DOI: 10.26434/ chemrxiv.12765410.v1

20.8.31

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