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NASAの

 Mars Atmosphere and Volatile Evolution (MAVEN)軌道船は、大気反応によって生まれる紫外線夜天光を使って、赤い火星の赤道や極の場所での季節ごとの風のパターンをはっきりと描画していた[1]。一気呵成に描いたかどうかはともかく、火星の大気中では、太陽放射がCO2やN2を引き裂く。ついで窒素原子や酸素原子が、より涼しくて密度の濃い夜の空気中で連結するとNOが生じる。ここで生じたNOが紫外線光子を放出する。MAVENが観測した大気の波や潮汐作用は、科学者が作成していた火星の大気と季節ごとの変化のモデルとほぼ一致していた。ただし軌道船は、予想したよりも強いNOのシグナルを赤道で観測しており、NOがnoではなかった。また南極では、驚くほどの渦巻波動が観測されていた。なおMAVEN軌道船は、2013年11月18日(米国時間)、フロリダから打ち上げられた。いずれMAVENから名文が出されるかもしれません。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 August 10/17, p. 4.

DOI: 10.1029/2019JA027318

[2] https://www.nasa.gov/mission_pages/maven/main/index.html

20.8.26

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