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スペインでは毎年

 50万トンの水素が化石燃料から製造され、石油精製、化学工業、肥料工業に供給されている、これに伴うCO2排出はおよそ5百万トンで、スペインでもペインである。さらに世界中では7千万トンの水素製造で8億3千万トンのCO2排出となって世界の温室効果ガスのおよそ2%に匹敵する[1]。その中スペインのある企業はマドリードの南250 kmの場所で、アンモニアプラントがある横に、水を水素と酸素に分解できる電解槽を建設することを計画している。この設備は年間720トンの水素製造能力があり、得られたいわゆるグリーン水素は隣接のアンモニア工場に供給される。さらにこの設備で発生させた酸素は、肥料として利用されている硝酸製造に使われる予定である。2021年の稼働を目指し、天然ガスからの水素製造を補うことができるもののこれによって天然ガス消費の削減は10%程度にとどまる。それでもこの設備によって、温室効果ガス排出は年間39千トン低下させることができると見積もられている。マドリードの成果が世界をリードするかもね。

[1] Chemical & Engineering News 2020 August 3, p. 11.

20.8.20

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