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植物のベリーは

 セルロースナノロッドのヘリカル配列を含み、ここからの光散乱で青色を発することが2012年に明らかにされていた[1]。ただし欧州でよく見られるメタリックブルーベリーについては色の起源は謎のままだった。その中研究者らはこの植物には、新しいタイプの構造色が含まれることを明らかにした[2]。学名「ビブルヌム・ティヌス」のベリーは、球形の脂質の層からつくられる光散乱の特徴を有している。これは脂肪酸を含む初めての構造色である。電子顕微鏡によってベリーの皮を観察したところ、細胞壁に膨らんだぼんやりした構造が見つかった。ただしこれらが脂質あるいは消化しにくい ろう状化合物でできているかがわからなかった。そこで別の染色剤と定着剤を使って改めて観察し、それが脂質であることを明らかにできた。今回の脂肪酸による構造発現の発見をベースに研究者らは、新しい合成色を開発したいとしているが、脂質のその構造を安定化させることが容易ではない点課題である。にもかかわらず植物はそれをどのように制御しているかも理解したいとしている。構造色脂質について、し質問ある人は? ベリー、very goodです。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 August 10/17, p. 8.

DOI: 10.1073/ pnas.1210105109

[2] DOI: 10.1016/j.cub.2020.07.005

20.8.29

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