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実験室で

 化学反応をモニターするための外部センサーは通常一つのパラメーターだけを測定する。また外部にあるために、反応容器の壁を通過する必要があってノイズも伴う。その中、追加の情報を集めることができる新しいタイプの撹拌子が開発された[1]。それは通常の撹拌子よりも少し大きく、3-Dプリントされたカプセルの中に、積層可能なセンサーボードが組み込まれている。作るのは簡単で20ドル以下の経費で足りる一方で、100時間以上連続的にデータを集めることができる。収集できる特性の数がこれより少ない市販のシステムの価格は2000ドル以上である。研究者らは二種類のバージョンの試験を行なっている。教育用の使いやすいプログラムを組み込んだデバイスと研究室や工場で利用可能な進歩させたデバイスである。これらのどちらも温度、色、導電性、反応時間、粘度を、従来の方法に匹敵する精度で測定することができる。またハードウエア、ソフトウエアどちらも無料で、パラメーターを変更すればセンサーのタイプやサンプリングの速度をカスタマイズできる。現在の撹拌子は–40から85 °Cの範囲であるが、さらにその幅を拡大し、反応条件を一定に保ち、実験の再現性を向上できる試作品を提供したいとのことである。撹拌子、拡販して行けそうである。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 August 3, p. 5.

DOI: 10.1021/ acssensors.0c00720

20.8.18

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