« 賦形剤は | トップページ | 実験室で »

タンデム太陽電池は

 相補的な光吸収特性を示す材料を組合せた電池である。例えば半導体特性を示す安価な、三塩化メチルアンモニウム鉛とホルムアミジニウム類縁体のようなペロブスカイト材料や、シリコンの組合せがそれらに該当する。一般に太陽電池の評価は電力発生効率や安定性の検証だったが、ここではそのライフサイクルを見積もるために「ゆりかごから墓場まで」分析が行われた[1]。原材料の加工や精製に必要なエネルギーが、ペロブスカイトとシリコン層のタンデム電池、二種類のぺロブスカイトタンデム電池で検証された。その結果、それらを製造するために、シリコンを含まない電池は0.35年分、ペロブスカイト–シリコン電池では1.44年分、標準的なシリコン電池では1.52年分のエネルギーを必要とすることがわかった。製造方法にも依存するものの、ペロブスカイト電池は温室効果ガスの発生でも有望だった。1 kwあたりのCO2の排出グラム数は、シリコンフリーが10.7、シリコン電池が24.6だった。シリコンフリーが不利〜ではなかった。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 August 3, p. 4.

DOI: 10.1126/sciadv.abb0055

20.8.17

|

« 賦形剤は | トップページ | 実験室で »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。