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今年の初め

 世界中の政府はCOVID-19の拡大抑制のため、旅行やビジネスを制限した[1]。このCOVID-19ロックダウンによって大気汚染が異常なほど変化した。最初の兆候は1月末の中国だった。厳しいロックダウンのため多くの人はおよそ3週間家を出ることができなかった。これに呼応して大気汚染の直接の排出がこれまで観測されたなかった速さとスケールで激しく低下した。屋根に分光計を設置できる、あるいはセンサーネットワークをチェックできる研究者らは、人の経済活動とりわけ自動車が急速に減少するにつれて、上空ではどんな変化が起きているのかを記録した。一般に大気化学に関する基本的な質問、例えば旅客輸送が1/2になった時の大気の質の変化、オゾンの複数の複雑に絡み合った経路の反応、大気の条件と人の排出のないまぜが、どのような結果をもたらすのか。に答えるために実験を行うことは極めて困難である。一方で2020年は前例のない特別な年である。5, 6年を待たずして濃度の減少を試験することができる。ロックダウンを記録だ〜んが始まった。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 September 28, p. 31.

ロックダウンと大気汚染第一回です、六回シリーズです。

20.10.13

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