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ガソリン車の

 排ガスに含まれる有毒な成分の触媒的変換器には、三方向触媒(TWCs)が内蔵されている。この名前は触媒が持つ、一酸化炭素と炭化水素の酸化とスモッグを生み出す酸化窒素を削減する能力に由来する。TWCsが酸化と還元という逆の反応を媒介できる鍵は、Rhをドープした酸化セリウム–酸化ジルコニウム(CZO)を含む酸素貯蔵材料である。CZOは還元反応の間、断続的に酸素を貯蔵し酸化反応でそれらを放出する。現在使われているTWCsは、テトラゴナル形(t-CZO)であるが、最近の研究は、異なる格子構造を有するパイロクロア形(pyr-CZO)がt-CZOよりも優れていることを示していた。ただしpyr-CZOは高温でt-CZOに変換されて表面積が減少する。その中今回研究者らは、市販のCZOと水素とを1200 °Cで取り扱い、その後それを冷やすと表面積の大きなpyr-CZOになること、さらにその形状は910 °Cまで保持されることを明らかにした[1]。さらにそれは酸化窒素や炭化水素の変換では、t-CZOよりも優れた結果を示した。パイロクロア形への変換、苦労あったんだね。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 September 21, p. 9.

DOI: 10.1016/j.apcatb.2020.119450

20.10.6

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