« 交通手段からのCO2排出の落ち込み | トップページ | NO2排出が60%急落し »

交通手段からのNO2排出の落ち込み

 交通が要因である汚染物質で劇的に減少したのがNO2である[1]。NO2の効果も1月下旬と2月初めの中国で顕著だった。例えば東中国でのNO2は2019年の同じ時期に比べて65%減少していた。同様の傾向はデリー、ロスアンゼルス、北イタリアや他の地域でも観測された。インドは3月24日から4月初めまでロックダウンを行った。北インドに住む人は、興奮気味に、ヒマラヤの写真をツイートした。過去数十年間の間でこれほどはっきりと見えたことはなかったと。NO2レベルの低下は、その地域での煙霧の相当な減少による可能性が高い。

 衛星や1万以上の世界中の地上のモニタリング地からのデータを基にした研究は、2019年の同じ時期に比べて汚染が改善されていることを示していた。ただし主たる放出が減少しても、大気でそれらの分子と別の分子との二次反応が大気の質に関する全体像を複雑化している。インドでも人はインドアでした。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 September 28, p. 32.

[2] DOI: 10.1073/pnas.2006853117

ロックダウンと大気汚染第三回

20.10.15

|

« 交通手段からのCO2排出の落ち込み | トップページ | NO2排出が60%急落し »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。