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ヒアリは

 ゲオスミンや2-メチルイソボルネオールのような放線菌の香りのある土壌に巣を作るのを好むことがわかった[1]。これはヒアリの巣の中の放線菌は、菌類のような感染性の微生物からアリを守る助けになるためである。新たに後尾した女王アリは放線菌のいる土壌から大量に放出される一方、感染性の菌類にはあまり含まれない、これらの揮発性物質に引き寄せられる。その結果、微生物の香りが女王アリに、その土壌はコロニーをつくるのに安全な場所であることを伝える。さらにそのような場所に巣をつくった女王ヒアリは、放線菌のない土に巣をつくった女王ヒアリよりも生き残る可能性が高いことも研究者らは示した。今回の研究成果は、バクテリアからの化学信号がアリの巣をつくる行動に影響していることを明らかにした最初である。さらに研究者らは、化学シグナルを使って、公園や農地へのヒアリの侵入を操ることができるかどうかを明らかにしようとしている。ヒアリで、ヒヤリとすることもあります。

[1] Chemical & Engineering News 2020 September 28, p. 7.

DOI: 10.1371/journal. ppat.1008800

20.10.10

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