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前生物的分子の

 ネットワークを類推できるソフトウエア(Allchemy)が開発された[1]。ソフトウエアには初期地球に存在していた六つの化合物すなわち、メタン、アンモニア、水、シアン化水素。窒素ガスと硫化水素を組み込み、反応の規則を繰り返し適用し、反応生成物を連続的に発生された。これによって、クエン酸や尿酸のような多くの生体分子を含む数百の前生物的分子のネットワークが出来上がった。この結果には、これまでシミュレートされていなかった経路や合成法も含まれる。さらにソフトウエアは、一連の反応の中で同じ分子を再生する循環型の合成経路も示していた。生物学では、クレプス回路のように代謝を維持するための循環型分子合成が使われる。例えば、提唱されたイミノジ酢酸の自己再生合成が、実験室で確かめられ、多段階を経た後出発化合物が126%回収された。このソフトウエアは、通常は確かめることが難しい化学を提示できる点素晴らしい一方で、全ての反応の速度論的なデータが含まれていないために現状では限定的である とも指摘されている。Allchemyのようなソフト、あるけ〜ミ。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 September 28, p. 4.

DOI: 10.1126/science. aaw1955

20.10.8

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