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蛍光造影剤は

 外科手術の間、腫瘍の位置の特定をサポートする。ただし染料が特異的に腫瘍を標的にできないときは、腫瘍と正常細胞の間の明暗差が減少してしまう。その中今回、腫瘍特異的なタンパク質開裂酵素二つが存在する場合にだけ蛍光の明るさが増大する新しい物質が開発された[1]。いわゆるAND-ゲート造影剤は、中心の部分に取り付けられた蛍光染料とアームに連結する二つの消光分子を持ったペプチドからなる。それぞれのアームは、異なる腫瘍特定な酵素に対して開裂部位を含んでいる。二つの消光分子が除去された場合にのみ蛍光が活性化する。研究者らは、ペプチドに異なる酵素開裂部位を組み込み、造影剤の選択性を変化させた。ついで乳房の腫瘍やネズミの転位性肺ガンを取り去るためのロボット外科手術でこのイメージング造影剤が使われた。外科切除の後、通常の白色イメージングでは見ることができなかった残ったガン細胞を、今回の造影剤は映し出していた。造影剤で映像ができる?えいぞ〜。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 October 5, p. 11.

DOI: 10.1038/ s41551-020-00616-6

20.10.21

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