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前生物的アミノ酸の発生

 についての通常の理論ではシステインについて説明することができていなかった。それに対して今回の新しい研究では、システインを含む化合物を導く前生物的な経路が提案された[1]。すなわちそれはセリンニトリルから始まる。最初にそれがチオ酢酸と反応し、ジアセチル化セリンニトリルを与える。4日後にそれは、アセチル化デヒドロアラニンニトリルに変換される。最後に硫化水素との反応でアセチルシステインを含む化合物に至る。さらにここで得られた化合物はペプチド連結反応を触媒することができる。中性pH水中で、アセチルシステインはアシルグリシンニトリルと全ての標準的なアミノ酸から単純なペプチドを形成する反応を触媒する。このシステインペプチドは、本来の触媒活性によって、非生物的環境における反応の優秀な触媒候補である。「今回の研究は、低分子有機触媒の可能性と、生化学の出現の中でチオールが注目されていること」さらに「もし生命がニトリルをベースにした化学を利用しているとしたら、ニトリルがあまりない生化学になぜシフトしたのかが不明確である」とコメントされている。システインが貢献し(ス)ているんです。

[1] Chemical & Engineering News, 2020 November 16, p. 6.

DOI: 10.1126/ science.abd5680

20.12.2

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