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赤ワインを

 グラス1から2杯飲むと頭が痛くなる人がいる。これはブドウの皮に含まれるヒスタミンやタンニン、あるいは防腐剤として使われている亜硫酸塩が原因であるという説がある。それに対して今回赤ワインに豊富に含まれるブドウの皮由来のフラボノイドであるケルセチンが関わっている可能性が報告された[1]。研究者らは、ケルセチン-3-グルクロニドと呼ばれるケルセチンを同定した。この化合物はアルコール代謝アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)を効果的にブロックする。ALDH2が欠乏していると、有毒なアセトアルデヒドが体内に蓄積する。今回発見されたケルセチンは、酵素のおよそ78%を抑制するが、これはかなり大きな割合である。逆算してみると、グラス赤ワイン一杯はおよそ35%の酵素を抑制し、頭痛を引き起こすのに十分な効果である。現在この仮説の臨床実験も進行中である。ただし頭が痛くなる人とそうでない人がいる理由は未だに謎で、考えると頭が痛くなるかも。

 ケルセチン、いけるぜ ではないみたいです。

[1] Chemical & Engineering News 2024 January 15/22, p. 48

DOI: 10.1038/s41598-023-46203-y

24.2.8

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