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人は普段太陽を

 じっと見つめることはない[1]。ただ日食になると空をじっと見つめてしまう。ただ日食の日でも、輝いている太陽の一部は覆い隠されてはいない。そのわずかな部分は皆さんの目を傷つけるのに十分である。もし過剰な光が目に入ると目は損傷し、細胞膜の中で光化学酸化反応が進行する。これによって光が誘起する異性化反応を促進し、眼球の中でラジカルカスケード反応を引き起こし、複数の分解化合物をもたらし、視覚に必要である大切な化合物が砕かれることになる。この反応が継続した場合には、細胞死に至り、さらには網膜もダメージを受ける。そこで日食を安全に見る方法の一つはピンホールカメラである。紙とアルミホイルと段ボール製の小道具は、小さなカメラのレンズのように作用する。これは皆既日食を見るには充分とは言えないものの、簡単に利用できる。次の日食は4月8日、メキシコ、米国、カナダの多くの場所で少なくとも部分日食が観測される予定である。

 日食で目が損傷、ショックです。

[1] Chemical & Engineering News 2024 April 1, p. 22.

24.4.7

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