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日食観察用メガネは

 危険な量の光が目に入るのを避け、ラジカルによる惨事を回避するのに充分に暗いメガネである[1]。最も強いサングラスは、およそ99%の光を吸収するか遮断する。ただし太陽を安全に見るためには99.9997%の光を吸収するか遮るメガネが必要である。これはサングラス店で入手できる最も暗いレンズの千倍程度暗い。これをかけると目隠しをしているようで歩くことは難しい。現在市販の日食観察用メガネの多くは、カーボンブラック粉を樹脂基体の中に入れ込んでいる。フィルムの暗さはカーボンの量で調節されている。さらにこのタイプのポリマーには、アルミニウムでコートされた半透明の面が取り付けられている。カーボンブラックレンズは光を吸収し、アルミニウムは光を反射する。この組合せが上手く作用する。さらにメガネの安全性については、国際的安全基準のISO 12312-2に合致している必要がある。ここで安全であるかどうかを確かめるためには、製品に、使用上の注意、取扱説明書、製造業社名、試験を行った研究所の名前、ISOスタンダードに合致したコンプライアンスに関する事項が全て記載されているかどうかを確かめたい。全てあれば、それは安全なメガネであると言ってもいい。

 レンズを使う練習もいるかな。

[1] Chemical & Engineering News 2024 April 1, p. 22.

24.4.8

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